SUS440C製 吸着PADのφ0.3細穴加工


本製品は、SUS440C製の吸着PADであり、吸着機能を持たせるためのΦ0.3mm細穴加工が最大の特徴です。細穴加工の位置精度・直進性が要求されるため、14mmほどの深さの貫通穴を加工する際には、穴曲がりを抑制する工程管理が重要となりました。下面には2mmの開口があり、精度と真直度の両立が求められました。
角部の抜き加工についてはワイヤーカットで実施し、全体の寸法公差±0.01mmを確保。公差を満たすため、工程順序にも工夫を加え、細穴加工は最終工程にて対応しました。
また、吸着PADとしての機能を損なわないよう、先端部にはバフ処理を施し、吸着面の仕上がりにも配慮。切削加工からワイヤー加工、仕上げまで一貫して高精度に対応しています。
本事例では14mm深の貫通穴を加工しましたが、Φ0.3細穴においては最大20mm程度までの貫通加工が可能です。深穴加工・微細加工のご相談も承ります。
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材質 | SUS440C |
サイズ | 20×5×16mm |
加工精度 | ±0.01mm |
加工特徴 | φ0.3mmの細穴加工、14mm貫通穴、ワイヤーカット |