コネクタ金型とは?~製作におけるコストダウンのポイント~
そもそもコネクタ金型って何!?
コネクタ金型(コネクタモールド)についてご存じでしょうか?そもそもコネクタとは、ケーブルに接続された端子金具と、端子金具を保持する樹脂からなる製品で使用されており、スマートフォンやパソコンなど、身近なところから、人工衛星に至るまで世の中のありとあらゆるエレクトロニクス関連機器に、幅広く使用されています。
当社では、このコネクタの製造を行う工程で必要となる、カッター・ダイ・パンチ等々の製作実績があります。今回のコラム記事では、コネクタ金型における加工のポイントや、材質・当社がなぜその加工ができるのか?について治具部品・金型部品 スピード加工センターを運営する株式会社理工電気が詳しくご紹介していきます。
超微粒子超硬への切削加工品 -切断パンチ-
製品カテゴリー | ツメ・カッター |
材質 | 超微粒子超硬 |
サイズ | 26×16.6×5.8 |
業界C | コネクタ・半導体 |
形状C | 特殊形状加工 |
加工精度 | ±0.01 |
表面処理 | なし |
こちらは精密加工部品特急センターが提供している超微粒子超硬への切削加工品 -切断パンチ-です。
本製品は、ワイヤーカット放電加工と、研磨加工を行っています。特徴としては、先端部が極小形状となっている点で、この箇所への加工について最新の注意を払って対応している点がポイントと言えます。
この先端部の微細形状というのは、コネクタ成形時に押し付けるパンチ・ツメの役割を担っており、2mmほどの極小形状となっています。特に段付き形状となっている点がポイントですので、この点に配慮したワイヤーカット加工と、微細な研磨作業を行った点に特徴です。
ちなみに本製品は超硬材を材質としていますが、これは耐摩耗性・耐久性の観点から同材質が選定されており、特にコネクタ・半導体の製造ラインでは量産品を使用する工具となる超硬素材への加工を得意としています。お困りの製品がありましたら、当社にお問い合わせください。
また当社では、超硬材の板厚3~10mmの板材・ブロック材の在庫を保有しており、この在庫を活用して、最短納期3日(ご発注から)が対応可能となっています。
材質として、V30・V40等を保有しています。この他にも保有していますので、超硬材の中でもどのような素材をご要望であるのか、お電話もしくはメールにていただければと存じます。
加工事例のご紹介
■ コネクタ・半導体製造用ダイス
こちらはコネクタ・半導体製造用のダイスの加工事例になります。
材質は超微粒子超硬で、特殊形状加工を施して製作を行ないました。
寸法公差2μmにて加工を行っております。